講師 所 圭吾 氏
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令和元年度水戸ブロック専門研究会
日時:令和元年11月22日(金) 13:30~15:30
場所:地域医療センターかさま 行政棟
出席者:18名
司会:藤枝(市町村保健師連絡協議会)
(13:30)
1 地域医療センターかさま 施設紹介・見学
当該施設は、笠間市の「医療・保健・福祉」の拠点として、市立病院、保健センター、地域包括支援センターを集約した施設。
病児保育室も備え、生後6か月から学童期までの受け入れを行っている(事前登録制)。看護師、保育士の2名体制で運営。
(13:50)
2 講演「シナプソロジー○Rの活用について」
講師 Rise total support 代表 所 圭吾 氏(理学療法士)
「シナプソロジー○R」は、(株)ルネサンスが開発した脳活性化プログラム。全ての年代の健康づくり支援と、身体的・社会的・精神的健康を実現させることが目的。
今回は、参加した保健師自身のために「シナプソロジー○R」を提供し、地域での活用事例などを紹介。
○脳の機能を向上させるためには
・新しい適度な刺激・体験を与える(普段しないことにチャレンジ・適度な混乱刺激・複数の事を同時作業等)
・動く、動かす(言語・手足)
・五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)からの情報を得る
・感情(笑い)を刺激する
⇒「シナプソロジー○R」は、基本動作に対して感覚器を通じて入る刺激や脳の認知機能に対する刺激を変化させ続け、それに反応することで脳を活性化させていくプログラム。必ず動きを伴うよう構成されている。
○「シナプソロジー○R」が効果を発揮する背景
・働く世代の5大疾患
①精神疾患 ②糖尿病 ③悪性腫瘍 ④脳血管疾患 ⑤虚血性心疾患
・気分障害(躁鬱含む)の総患者数
男性は仕事世代、女性は幅広い年齢層に多い(4人に3人は未治療)
・職場の人間関係にストレスを感じている人が一番多い
・精神障害等の労災補償件数は右肩上がり
○「シナプソロジー○R」の効果
・ドーパミンの分泌を促進するA10神経を活性化
●目的意識が持てる(意識)
●興味をもってできる(注意・集中)
●楽しい(意欲)
●動きを伴う(四肢・発声)(動き)
●五感と関連させる(感覚・五感)
●ほかのイメージや記憶と結びつける(記憶)
●繰り返し行う(反復)
・手先の器用さの向上
・注意・判断力の向上
・認知機能の向上
・爽快感の向上
・抑うつ・倦怠感の低下
○「シナプソロジー○R」の活用
・職場での活用
⇒職員同士のコミュニケーションが増える
会議の雰囲気が良くなる
効率があがる
月曜出勤の憂鬱さが減る
退職者が減る など
・地域での活用
⇒介護予防・フレイル対策、認知症予防、住民主体の通いの場の拡充
「人」と「人」とのつながり「人間関係の構築」が重要
地域住民が主体性を持ち「互助」を目指す
主体性をもって活動できる場を増やし、それを支援する
(15:25)
3 キャリアラダーの活用について
茨城県水戸保健所保健指導課 武藤 章代 課長
・キャリアラダーを活用してみて、統括保健師との面談をしてみての所感を是非寄せてほしい(本日のアンケートに記載を)
・取組みがまだの所は、まずは新任期の保健師からでも始めてほしい
・部署が変わってもそれまで積み上げてきたキャリアはそのまま評価してよい
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