茨城県市町村保健市連絡協議会 事業報告 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/ 茨城県市町村保健市連絡協議会 事業報告 2019-12-04 令和元年度水戸ブロック専門研究会 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2019-12-04:124 2019-12-04 令和元年度水戸ブロック専門研究会 日時:令和元年11月22日(金) 13:30~15:30 場所:地域医療センターかさま 行政棟 出席者:18名 司会:藤枝(市町村保健師連絡協議会) (13:30) 1 地域医療センターかさま 施設紹介・見学    当該施設は、笠間市の「医療・保健・福祉」の拠点として、市立病院、保健センター、地域包括支援センターを集約した施設。 病児保育室も備え、生後6か月から学童期までの受け入れを行っている(事前登録制)。看護師、保育士の2名体制で運営。 (13:50) 2 講演「シナプソロジー○Rの活用について」   講師 Rise total support 代表 所 圭吾 氏(理学療法士)    「シナプソロジー○R」は、(株)ルネサンスが開発した脳活性化プログラム。全ての年代の健康づくり支援と、身体的・社会的・精神的健康を実現させることが目的。    今回は、参加した保健師自身のために「シナプソロジー○R」を提供し、地域での活用事例などを紹介。   ○脳の機能を向上させるためには    ・新しい適度な刺激・体験を与える(普段しないことにチャレンジ・適度な混乱刺激・複数の事を同時作業等)    ・動く、動かす(言語・手足)    ・五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)からの情報を得る    ・感情(笑い)を刺激する    ⇒「シナプソロジー○R」は、基本動作に対して感覚器を通じて入る刺激や脳の認知機能に対する刺激を変化させ続け、それに反応することで脳を活性化させていくプログラム。必ず動きを伴うよう構成されている。   ○「シナプソロジー○R」が効果を発揮する背景    ・働く世代の5大疾患  ①精神疾患 ②糖尿病 ③悪性腫瘍 ④脳血管疾患 ⑤虚血性心疾患    ・気分障害(躁鬱含む)の総患者数      男性は仕事世代、女性は幅広い年齢層に多い(4人に3人は未治療)    ・職場の人間関係にストレスを感じている人が一番多い    ・精神障害等の労災補償件数は右肩上がり   ○「シナプソロジー○R」の効果    ・ドーパミンの分泌を促進するA10神経を活性化      ●目的意識が持てる(意識)      ●興味をもってできる(注意・集中)      ●楽しい(意欲)      ●動きを伴う(四肢・発声)(動き)      ●五感と関連させる(感覚・五感)      ●ほかのイメージや記憶と結びつける(記憶)      ●繰り返し行う(反復)    ・手先の器用さの向上    ・注意・判断力の向上    ・認知機能の向上    ・爽快感の向上    ・抑うつ・倦怠感の低下   ○「シナプソロジー○R」の活用    ・職場での活用 ⇒職員同士のコミュニケーションが増える 会議の雰囲気が良くなる 効率があがる 月曜出勤の憂鬱さが減る 退職者が減る など    ・地域での活用      ⇒介護予防・フレイル対策、認知症予防、住民主体の通いの場の拡充       「人」と「人」とのつながり「人間関係の構築」が重要       地域住民が主体性を持ち「互助」を目指す       主体性をもって活動できる場を増やし、それを支援する (15:25) 3 キャリアラダーの活用について    茨城県水戸保健所保健指導課 武藤 章代 課長    ・キャリアラダーを活用してみて、統括保健師との面談をしてみての所感を是非寄せてほしい(本日のアンケートに記載を)    ・取組みがまだの所は、まずは新任期の保健師からでも始めてほしい    ・部署が変わってもそれまで積み上げてきたキャリアはそのまま評価してよい 2019年度保健師等人材育成研修レベル1(新任期)2日目 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2019-11-22:123 2019-11-22 2019年度保健師等人材育成研修 レベル1(新任期)2日目                                1 開 会・挨 拶    市町村保健師連絡協議会 森 陽子 会長 2 報 告   演 題:3年目先輩から~楽しかった経験,大切にしたいこと~    報告者:2名 (1)潮来保健所保健指導課 門馬あすな 氏  ①保健師になった動機:健康教育に関心があった。看護師として勤務している中,病院に来た保健師の働く姿を見て保健師になった。  ②1年目:目の前の事で精いっぱい   2年目:1年目に経験したことを活かして何が出来るか考えた。研修を企画実施した。   3年目:担当以外の業務にも興味がわいてきた。       ③楽しかったこと・やりがいを感じたこと:住民からの感謝の言葉や経験・課題をもとに指導方法を検討したり,地域の関係機関との連携を通す中でやりがいを感じた。       ④今後大切にしたい事:◎考えて仕事をする◎焦らず丁寧に仕事をする◎人と人との繋がりを大事にする。◎私生活も楽しむ     (2)坂東市健康づくり推進課 倉持知世 氏 ① 経 歴:健診センター勤務後保健師として就職する。 ② 1年目:母子保健担当(母子手帳交付・マタニティクラス・フ ァミリークラス・2カ月児相談・2歳児歯科検診・中学生赤ちゃんふれあい事業・身体障害者駐車場発見管理等) 2年目:母子保健担当(1年目に+発達支援相談事業・妊産婦健診等償還払い事務) 3年目:母子保健担当(1歳6ヵ月健診・発達支援相談事業・償還払い事務・医療機関契約事務) ③ 楽しかった経験:かわいい乳幼児と触れ合える・市内の幼稚園・保育園・小中学校に行ける・特定保健指導もできる・やりたいことが出来る(出前講座・保健センターの装飾) ④ 大切にしたいこと:◎初心を忘れない◎住民目線で◎適度なストレス発散 3 講 演     演 題:アセスメントから課題の抽出と対策の樹立    講 師:茨城県立医療大学保健医療学部看護学科 教授 山口 忍 氏     ・これからの研修内容「私の次年度に向けた自分の活動を明確に示す。」     ・地区診断の過程の復習     ・関心を持った健康課題についての説明:事業ありきにならないように。地域と個人の状態を動機に。主語は「住民」で「○○出来る」と状態を表現する。      わかりやすい言葉で     ・地域概要:住民の健康と関連づけた内容を記入する     ・健康課題の整理:自分が情報収集したことを組み立てながら分かりやすく(系統だてて)説明する。「多い・少ない」ではなく数字で表現する。     ・健康課題の抽出:健康課題は住民の課題である。行政の課題ではない。          「住民が○○することが出来る。」     ・新しい課題の解決に向けて自分はどう取り組むかを示す。自分が出来ることを等身大で具体的にかく。     保健師活動とは…       家庭訪問・健康教育・健康診断・健康相談・地域組織活動,この5つを合わせて保健師活動である。母子事業・高齢者事業・精神事業等…連動で考えていく。また,市の計画や予算等も意識することも大切。 4 個人ワーク 5 グループワーク  (1)9グループに分かれて,それぞれ事前課題について講演会の内容を参考に各々説明し,グループ内で内容等の検討を行った。グループには指導保健師・ファシリテーター(市町村保健師連絡協議会役員や県保健師)を置き,また山口講師がグループを回り必要時アドバイス受けた。  (2)最後の20分で,改めて山口講師からのまとめのお話を伺う。地区診断は立派に仕上げるのではなく,住民に合わせたものを作ること。 (3)質疑応答     Q 健康課題が難しかった      A 出来るだけ詳しく示す。そうすることによって必要なデータも明確になる。正解はない。上司等に相談し決めていく。     Q 介護保険認定業務が担当。その中で何が保健師として何が出来るのか悩み,ヘルス部門への情報提供としたがそれでよいか?     A それでよい。 令和元年度土浦ブロック専門研究会 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2019-10-28:122 2019-10-28 令和元年度土浦ブロック専門研究会 期日:令和元年10月Ⅰ日(火)13:30~15:30 場所:つくば市役所 コミュニティ棟会議室 出席者:48名 13:30 開会  司会:石田(市町村保健師連絡協議会) <演題>乳幼児健診での観察・指導のポイント~学童期以降も視野に入れて <講師>茨城県立医療大学付属病院 院長 岩崎 信明 氏 <講演内容> 【乳幼児健康診査・発達障害】  ・3歳児健診:満3歳を超え満4歳に満たない幼児  ・1歳6ヶ月健診:1歳6ヶ月を越え満2歳に達しない幼児 ① 身体所見 ② 発達 ③ 予防接種の実施状況 ④ 育児上問題となる事項 ⑤ その他 ●発達障害のリスク因子  ・親因子  35歳以上の初産、20歳未満、母の慢性疾患、頻回流産、両親の精神神経  疾患  ・同胞   大奇形、発達障害、神経障害、死産  ・妊娠経過 母の喫煙やアルコール多飲、風疹罹患、妊娠中毒、胎児仮死  ・新生児  多胎、出生時頭囲30㎝以下、低出生、早産、Apgarスコア低値  ・新生児期 哺乳力障害、呼吸障害、重症黄疸、痙攣、5日以上の人工呼吸管理、髄膜炎  ※高齢の母が増え、リスクが増えている。 低年齢の「生理が来ない」には注意。その時期に臓器が作られている。 ●検診:スクリーニングして異常の児を見つけ出す。     ≪異常、グレーゾーン、正常≫ グレーゾーンをどうするか  デンバー式発達スクリーニング検査:1~2歳のチェックに有効(1.6健診で)    疑問に思ったら2~3ヶ月で再検! ●境界児とバリエーション  ・境界児:発達が正常と異常の間にあるもの  ・バリエーション:発達の変わった形    正常でありながらある発達項目に関して(1)常識で考えられる個人差を超える(2)順序や期間が普通と異なる(脳障害の既往なし,神経学的正常、脳の検査や頭囲正常、家族歴があることが多い)    <運動発達のバリエーション>     ・寝返りをしない     ・這うことをしない     ・下肢をつかない     ・座位から立位になる     ・shuffring ・独り立ちの後歩行を怖がる    <言語発達の境界児>     ・1歳      ストローの使用ができない              はっきりした発語がないが、jargon以上がでている     ・1歳6ヶ月   有意な発語がない     ・2歳      有意な発語が20語以下     ・2歳6ヶ月   2語文でも「てにおは」が抜ける 【5歳児健診】  5歳児健診とは、1歳半健診や3歳児健診のような法定健診ではない。「気になる子ども」に対する就学前スクリーニング(発達に特化した)とその後の就学支援をセットにしたもの。   ~導入の背景―適正発見の考え方~    ・3歳児健診から就学前健診まで2年以上の間隔    ・3歳児健診では社会性に関する評価が困難    ・就学健診では集団健診のため詳細な評価が困難    ・就学支援が必要な場合でも期間が限られる   ~目的~    気になる子どもの育児支援・生活支援・就学支援    ・診断をすることではない    ・気づきの場としての重要性    保護者の問題:気づいていない、気づいていても認めたくない    保育者(幼稚園・保育園):疑っても保護者に提示できない    ※提示を無理にするのは禁物だが、「気になる子ども」への適切な保育・就学支援ができればよい。就学前の段階で、子どもの発達特性を把握し、保護者と指導者側で認識し、対処方法が備わった状態   ~事後相談体制~    ・子育て相談(保育士)      子育て一般に関する相談と情報提供      子育ての環境の評価(家庭の養育力、被虐待を意識)      心理発達相談につなぐ    ・心理発達相談(心理士)      発達に関するアセスメント(心理検査を含めて)      発達に関する相談と情報提供      養育・教育相談につなぐ    ・教育相談(教員)      就学に関する相談      学校と保護者との意見調整と情報伝達      地域特性を考慮した教育アセスメント 15:00~15:10 休憩 15:10~15:25  グループワーク 「茨城県保健師人材育成指針【第2版】キャリアラダーの活用について」 ① 一度やったが、活用していない。書いてはいるが面談はしていない。 部署によってどこをつけたら良いかを悩むときあり。業務が細分化される中で自分を知るきっかけとしてはいいかも。 ② 統括保健師との面談を実施してみて 自分の弱い部分はよくわかる。どうしていきたいか、仕事像が見える。  等 15:25~15:30  まとめ:つくば保健所 健康指導課 小川課長      キャリアラダーの活用は市町村によって様々だが、今後はどんどん活用していただきたい。 令和元年度日立ブロック専門研究会 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2019-09-13:121 2019-09-13 令和元年度茨城県市町村保健師連絡協議会 ブロック別研修会(日立ブロック) 研修 議事録 期日:令和元年8月30日(金)13:30~15:30 場所:日立市保健センター 4階 出席者:32名 13:30 開会  司会:緑川(市町村保健師連絡協議会) 13:30~15:00 講演  〈演題〉言葉の遅れや発達が気になる子への支援について~事例を交えて~  〈講 師〉つくば児童発達支援教室 言語聴覚士 森 悦子 氏  〈講演内容〉   〇言葉の発達を支えるもの    1対人的コミュニケーション     身体全体を使ったコミュニケーション、新生児期の模倣行動、共同注意、愛着関係    2乳児期知覚・認知発達     聴覚の発達(一番大事)、音声知覚の発達、言葉の認知の発達、語彙の獲得、ことば     の息の獲得と社会相互作用    3最初の言葉が出る前      生後1年間の音声発達、身振り・指差し機能の発達的変化    4発音スキル     音節をつなげられるか、構音できる音のレパートリー、正しい構音を支える条件   〇症例の情報     3歳7か月児 聴力:問題なし IQ100            K式発達検査 認知・適応 100 言語・社会 46            診断名 自閉症スペクトラム障害     状況などの文脈を手掛かりに理解していて、言葉だけでは簡単な単語や指示が全 く理解できていない。 →聴覚以外のルートで言葉を教えていく。  手話+音声言語で呼称、カテゴリー、抽象語を理解させる  ひらがな理解 経過 年少:簡単なことばや指示は理解できるようになった。    年中:理解できる手話が増え、カテゴリーや「違う」「同じ」などの抽象語       も分かるようになり、自らも使い始めた。       年長:簡単な指示は音声言語でも理解できるようになった。文レベルで話がで       きるようになった。 〇自閉症スペクトラムの子が苦手な面  ・文脈や状況によって変わる意味 ・発音に含まれる意味 ・たとえ表現の理解の難しさ ・「ちゃんとしなさい」「だらしがない」などの抽象的な言葉の意味 ・教科で使われる分かりにくい言葉:かさ(量)、たんい(単位)、ようす(様子)など ・算数の文章題 ・国語の読み取り ・敬語 ・推測する力 三段論法 ・会話  〇言語指導上の配慮 1前言語期(話し言葉が出ていない時期)  ・人とのやり取りの楽しさを味わう機会を増やし、繰り返しその気持ちを言語化して 聞かせる。   2単語獲得期(幼児期初期)    ・また構音の発展途上なので不十分な表現でも訂正しない。    ・生活場面で見慣れた活動や遊びの内容を言語化し、事物や人の名前、動作語、形容    詞などを使って見せる。    ・身辺自立の習慣をつけさせる。   3前期構文獲得期(2~3歳代)2語文が出始める時期    ・実際の行動や体験させたことを言語化できるように援助したり、言語化して聞かせ る。    ・感情を言語化できるように、教官体験を通し、感動詞や形容詞を教えていく。    ・ものの用途や上位概念語を教えていく。   4中期構文獲得期(年中・年長)    ・集団学習の場や学習の差に理解の必要な言葉を確認    ・抽象語の意味を教えていく。  〇発達障害のある人への支援   1ことばの配慮    ①省略しない完全な文で話す。    ②代名詞の理解は困難    ③肯定的な表現を使用する。    ④命令形・大声は使わない     穏やかに丁寧に話すことが大切。   2状況説明の配慮    ①当たり前のことを丁寧に説明    ②その場の状況を説明する    見ていても理解しているとは限らない。誤って理解している。    ③説明は何度も行う。   3予定の説明    ①学習・仕事など毎日おこなうことはマニュアル化して説明する。    ②予定についても同じ。   4注意力障害への配慮    ①環境調整    ②時間の統制(注意集中困難)   5多動・衝動性への配慮    ①エネルギーの発散、合法的に動かす    ②衝動性 子どもの希望を聞き具体的な行動方法を伝える。代替行動方法の教示。   〇コミュニケーション支援    1社会的理解としての他者視点の取得    2共同注意の支援    3コミュニケーションスキルの支援   〇共同注意の支援    ①集団ゲームなどの活動機会の設定     人との楽しい経験をつむ    ②活動しやすい環境の設定が不可欠     具体化されたルール     表象機能を促す支援   〇幼児期の対応目標     ・子ども      適切な親子関係の構築      情緒の安定(ちょっとしたよい言葉がけ)     ・保護者      子どもに対する理解力の向上      子どもへの対処能力の向上   〇偏食について     無理強いするほど食べられなくなる。     栄養学で言われても、食べないものは食べない。     おためしに食べさせてみても、無理強いはしない。   〇発音について     構音 サ行・ラ行は6歳で完成する。     水を飲んだ時、鼻から水がこぼれることが頻繁であれば、粘膜下口蓋裂。児鼻腔閉 鎖の可能性がある。耳鼻科、歯科口腔外科の受診をすすめる。OPEするなら早い ほうがよい。  〇吃音について    ことばが出てくる時期に出現するもの→7~8割は就学前になおる。    ことばの注意をするのは×。話かける人がゆっくり話をする。    神経を高ぶらせたまま寝かせない。安心して眠れたほうがよい。寝る前は穏やかに静 かに。  〇親支援について    親にも力量がある。親を責めてもしかたない。    細く長く、糸を切らないようにする。母をサポートする。 15:00~15:10 休憩 15:10~15:25  グループワーク  「茨城県保健師人材育成指針【第2版】キャリアラダーの活用について」  ①各市町村でどのように活用しているか   1回はつけてみたが、活用しきれていない。   年に1回は付けてみて、自分のスキルを確認している等。  ②統括保健師との面談を実施してみて   人事評価制度では定期的に面接を実施しているが、キャリアラダーの面接は実施して   いない所も多い。   自己評価が低く、統括保健師にもう少し上のランクで付けてよいと言われた。等 15:25~15:30   まとめ:日立保健所 保健指導課 石川課長   茨城県保健師人材育成指針は、H22年度に第1版、H30年3月に第2版が策定された。   茨城県と市町村が共同で策定したものであり、県として策定しているところは少ない。  キャリアラダーは、経験値に沿ってつけることができる。ジョブローテーションを考え   ることにも役立つ。キャリアアップのためにも使用できる。ぜひ活用してほしい。   2019年度保健師等人材育成研修レベル1(新任期)1日目 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2019-09-04:120 2019-09-04 2019年度保健師等人材育成研修 レベル1(新任期) 第1日研修 議事録 期日:令和元年8月27日(火)10:00~16:00 場所:茨城県立健康プラザ 2階 健康づくり研修室 10:00開会  あいさつ:茨城県立健康プラザ 副管理者 秋山 稔 氏  オリエンテーション:茨城県立健康プラザ 小室 氏  司会:藤本(市町村保健師連絡協議会) 10:10研修  〈講 義〉地区診断の基本的な考え方と方法について  〈講 師〉茨城県立医療大学保健医療学部看護学科 教授 山口 忍 氏  〈研修の目的〉   ・公衆衛生看護特有の個と集団を診るという考え方を実践でいかす。   ・自分の次年度の活動方法を明確にする。   ・先輩保健師、同僚とのコミュニケーションを活発にして、自分らしい活動を展開でき    る保健師になる。   ・属する自治体について熟知し、自治体の保健師として活動する意欲をもつ。  〈課題の説明〉   1先輩保健師に語ってもらった「目指す住民の姿(住民がこうあってほしい)」のうち、   印象に残っていることを記載する。「生活する住民の姿」が書かれていることが望まし い。 2保健活動から、「地域の健康課題ではないか」と感じていることを記載する。個の視 点と集団(一定の地区・特定集団)を対象とする見方で。 3「自分が今年度取り組みたい地域の健康課題」として明らかにしたいことを記載する。 地域住民の健康課題を書く。自分の関心があるところから始める。 〈地域の健康課題を見つける〉  「公衆衛生」:個の健康課題を個にとどめず、地域全体の健康課題としてとらえ、地 域全体の健康を向上できるようにする。  「ヘルスプロモーション」:人々が自らの健康をコントロールし、改善することがで きるようにするプロセス。 〈公衆衛生+看護の視点で個と集団を関連づける〉  ・保健師は個人を診ると同時に集団を診る。  ・集団をみると同時に個人を診る。 〈地区診断〉  地区診断とは、地域の健康課題を明確にするための基盤である。保健師が行う地域診 断は日常業務の中で行っていく。 ①実態把握 既存資料の読み取り、関係団体・関係機関・関係者からの情報、保健師 自身の活動や観察から地区踏査を行う。生きた情報・住民の声・反応が大事。 ②原因・背景の明確化(アセスメント) 数年間の推移をみる。他の地域との比較を 行う。解釈の妥当性、正確性、客観性の検討を行う。 ③課題と対策の樹立 緊急性と優先度を考慮 ④計画の立案 ⑤実践 地区診断のための活動ではなく活動結果を地区診断に生かす。 ⑥評価 11:40~12:00 個人ワーク 講義を聞いて自分自身のまとめた課題の修正を 行う。 13:00~13:15 アイスブレイク  佐藤・柴(市町村保健師連絡協議会) 13:15~15:20 グループワーク「事前課題の振り返り」  9グループに分かれて、事前課題のプレゼンテーションの実施。課題を進める上で困 っていること、疑問点、今年度自分が取り組みたいことの確認を行う。 15:20~15:45 グループ発表  ・地域によって、健康課題が違うことが分かった。  ・市民の生の声を聞くことが大切である。  ・対象者を明らかにし、健康課題を絞っていこうと思う。  ・グループ内で話すことで、それぞれの市の事業、どのような相談が多いか等を学ぶ   ことができた。  ・健康課題を落としこむことが難しかった。  ・課題が大きすぎるので焦点をしぼり、自分が取り組めそうなことを実践していく。  ・健康課題が行政の目標や課題になってしまった。  ・既存のサービスはあっても、支援が必要なことが分かった。  ・潜在的なニーズも把握していくことが必要。 ・課題を1つにしぼっていく。  ・市としての目標ではなく、自分の手が届く範囲でできそうなことを考えていきたい。 15:45~16:00 まとめ 山口氏  ・住民主体ということをみんなが理解してくれた。  ・健康課題を考えるにあたり、みなさん頭のなかがぐるぐるしていると思うが、考えること、それが大切である。  ・既存のサービスがあっても、サービスの狭間で抜け落ちる人がいる。その人達を支  援していくことが大切。法律で定められたことを実施するのは当然であり、埋もれて  いる人を見つけてこそ、専門職としての仕事である。  ・課題を見せてもらったが、皆さんよくできていた。ディスカッションして自分の中  で組み立てていってもらいたい。 ・文章も分かりやすく書いていた。 ◎本日のグループワーク、先生のアドバイスをもとに、R1.11.6まで課題をグループで 集約し健康プラザあてメールで提出する。