茨城県市町村保健市連絡協議会 事業報告 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/ 茨城県市町村保健市連絡協議会 事業報告 2021-02-22 令和2年度専門部会 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2021-02-22:134 2021-02-22 茨城県市町村保健師連絡協議会 専門部会(ZOOM研修) 日時:令和3年1月25日(月)13:15~15:00 演題 新型コロナウイルス感染症について    「最新の見解と保健師として必要な知識・エビデンスに基づいた保健活動」 講師 国立感染症研究所感染症疫学センター 菅原 民枝先生 太田会長挨拶 常盤大学 栗田順子先生から、菅原先生を紹介していただき、今回ZOOM研修が実現した。新型コロナウイルスに関する最新の見解と保健師としての必要な知識を学ぶ機会となると思う。今回の研修が、ICT化の一歩になればと思っている。 内容  新型コロナウイルスを含めた感染症は、日常の衛生管理と感染症拡大防止策が大切。行事やイベントは一律に中止ではなく、感染症対策をしながら「前向きに」行事・イベントを考える。行事やイベントは集団感染のリスクがあり、2次感染をおこさないことが大切。 集団感染がおきると、ある確率で重症化の人が出てくる。集団感染を防ぐためには、「予防」「早期発見」「拡大防止」。早期発見はとても大事なこと、いつもと違うことが起きていることに気がついたら、拡大防止対策をとる。  茨城県市町村アンケート調査:今年度は前年と比べ電話相談件数が約3割増、乳幼児健診は2020年4月以降すべての市町村で中止したが、その後、密をさける工夫をしながら健診の再開をしている状況。時間帯を増加したり、人数制限をしたり各市町村対応している。また、研修やセミナーをリモート(オンライン)で実施している市町村も26%あった。今後は積極的にオンライン研修を取り入れ、ソーシャルディスタンスを保ちながら事業を行うのが良い。はじめは、ハードルが高いように感じるがやってみるとできるものです。 学校欠席者情報収集システムの活用を。まずは、各市町村でログインしてみてください。地域の感染症の状況がわかります。ID、パスワードが分からない場合には県の感染症対策課に確認すれば分かります。  新型コロナウイルス感染症の国内発生状況では感染者が30万人を超えたところ。飛沫・接触感染が多い。感染者の多くは成人であり、小児は感染予防対策をしていれば、感染のリスクは低い。施設の集団感染事例では、初発は職員が多い。学校での感染事例でも、教職員が感染し学校に持ち込む事例が多い。今シーズンはインフルエンザと、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は少ない状況。  集団感染事例では、リスク因子として、「マスク着用なしの会話・歌う」「飲食」「参加人数が多い」「発症者がグループの同席に存在した」「更衣室や休憩ラウンジでのマスク着用なしでの会話」「長時間同じ空間にいる」ということが挙がっている。   ○行事・イベントを実施するにあたり大切なこと  1つ目:行事・イベントへの熱意  2つ目:複数の選択肢を用意すること ○感染予防対策の確認  ①飛沫感染対策⇒マスク着用。飛沫が飛び散る範囲1~2メートル。   未就学児は、一律にマスクを着用することは求めていない(厚生労働省)   十分な身体的距離が確保できる場合は、マスクの必要はありません(文部科学省)   換気が重要(文部科学省)  ②接触感染対策⇒手洗いと手指消毒   感染源に直接触れることで伝播がおこる感染と、汚染された物を介して伝播がおこる 間接接触による感染がある。  接触によって体の表面に病原体が付着しただけでは感染は成立しない。多くの場合は、病原体が付着した手で口、鼻、又は眼をさわることによって、体内に病原体が侵入して感染する。  タオルの共用は絶対にしない。  通常:石けんを用いて流水でしっかり手洗い  感染症発生時:石けんを用いてしっかりと手洗いをした後に、消毒用エタノール等を用 いて消毒する。   手指に次亜塩素酸ナトリウムは適さない。   手洗いが不十分なときには消毒用エタノールを。手洗いが十分にされているときには   アルコールをする必要はなし。   環境整備:1日に1回水拭きした後、消毒液を浸した布巾やペーパータオルで拭く。   手指消毒に使うアルコールは、濃度70%以上95%以下のエタノール)   次亜塩素酸ナトリウム:0.05%になるように薄めて拭く。    ※「次亜塩素水」とは違う。「次亜塩素酸ナトリウム」を水で薄めただけでは、「次亜 塩素水」にはならない。   洗剤(界面活性剤):テーブル、ドアノブなどには、市販の家庭用洗剤の主成分である   「界面活性剤」も一部有効。   次亜塩素水:35PPM以上のものを使う。20秒以上かけ流した後(表面をヒタヒタに濡 らし、20秒以上時間をおいた後)、きれいな布やペーパーで拭きとる。   成分表示のないものを使うことは危険。拭き掃除には80PPM以上のも   のを使う。   空間噴霧について:空間噴霧用の消毒剤として承認が得られた医薬品・医薬部外品は   ない。特に、人がいる空間への次亜塩素酸ナトリウム水溶液の噴霧については、眼や皮   膚に付着したり吸入したりすると危険。     Q&A(事前の質問への回答)  ・体操を実施する通いの場:参加者同士の間隔はどの程度空ければ、感染対策として有効   か?   → 1.5M~2M空ける。  ・予防接種の集団接種や集団健診の際に入口で健康チェックの対応職員はどこまでの感染症対策を行うべきか?    → 参加者には過去2週間の健康観察を行ってもらい、チェックリストに該当する方は参加を見合わせてもらう。会場では、手洗い、アルコール消毒をしてもらう。   → 保健センターの活動は、通常のマスク着用のみで良い。   ・入場者の制限と時間の制限   ・制限だけでなく、オンライン方式との併用も検討する。 令和2年度第1回専門研究会(全体)【創立60周年記念講演】 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2021-01-08:132 2021-01-08 令和2年度第1回専門研究会(全体)【創立60周年記念講演】 日時 令和2年11月26日(木)13:30~15:30 会場 茨城県市町村会館 講堂 (演題) 「地域共生社会に向けた保健活動の展開」 (講師) 東京都健康長寿医療センター研究所      社会参加と地域保健研究チーム      研究部長(チームリーダー) 藤原 佳典 氏 (講演内容)    〇地域共生社会とは、 ・高齢者・障害者、子ども、生活困窮者、外国人などすべての人がともに社会を築いていくこと ・保健師は地域包括ケアや母子包括ケアなどを地域共生社会づくりとして保健活動の展開ができる。    〇あなたの仕事の「三方よし」とは   ・澁澤栄一は、近代経済社会の基礎を築き、晩年は福祉と教育に力を注いだ。座右の銘は「売り手良し、買い手良し、世間良し」であり、「三方よし」はすべての人にあてはまる。世の中を補いあって良くしていくというのは、福祉や健康づくりでも同じ。   ・保健師は公的な役所という世間を代表する立場であり、「三方よし」で世間を良くしていくことができ、いろいろな世代の方や他職種との連携が必要になる。   ・共生社会は、人口減少により担い手や受け手が減ってしまい、専門外なことは分野ごとに連携していかなければ解決できなくなってきているという背景がある。連携は単独ではできなくなってきているため相手の状況をみて戦略的に実施しなければならない。  〇連携をするためのノウハウ   ・3年間研究事業として実施した連携の手順と内容を事例としてまとめた『市町村保健センターの連携機能ヒント集』を土台に説明。   ・昔(30年位前)は保健センター保健師の業務は地域づくりをしていたが、徐々に特定健診、予防接種など個別的な業務が多くなった。地域づくりとして高齢者の地域包括ケアが進んでいった。   ・連携をすすめるためには7つと9つのステップがある。重要なことは「風をつかむこと」=世の中の動きを読むこと。自分の仕事に風を呼び込む。個別で対応していると周りが見えなくなるため、小高い丘に上がる気持ちで全体を見渡すことも大事。   ・歴史で考えた時に、上杉謙信は物事がうまく展開するのは天地人の3つが大事であると話している。天はタイミング、地は交流の場所や居場所、人はもちろん人。天とは、「風をつかむこと」になる。   ・フェーズ1の考え方    *自分の仕事でもやもやしていることがあれば問題意識をもち、再認識するこ     とから始める。共生社会を考える入口。     例)最近訪問した時に障害児を抱えている母親に関わるがその前に民生委員 などからの情報があればと思うが民生委員高齢化になりお願いするのが 困難である。誰に頼んだらいいのかのもやもや。    *地域包括ケアシステムは歴史に例えると籠城戦。内堀は、医療と介護の連携 の専門の専門職が最後の砦。外堀には専門職をおかなくてもカバーできる住 民(自治会・ボランティアなど)が必要。    *保健師は外堀や内堀の全体的にみて采配をする。昔は保健センター保健師が 担っていたが、今は地域包括支援センターなどが行っている。共生社会は高 齢者だけではなく、こどもや障害者すべての年代に広めて地域包括ケアを進 化させていくこと。  〇健康長寿について   ・健康長寿の10か条を見直し、2017年に12か条になった。栄養・運 動・社会参加の三本柱は変わらないが追加したのが地域力。   ・生活圏内で通いの場に行く時に賛同してくれる住民、声をかけ連れて行ってく れる方がいるのか。健康づくりは自分だけではできなくなってきている。支え るのが地域力。 ・研究所で介護予防のプログラムを組んできたが、人の能力には7つのステージがあり、社会的役割が最高の能力である。 ・通いの場は定期的な参加が効果的。ボランティアと趣味活動、これらが一体化しながら続けていくことが重要。団体活動(通いの場等)はルールや約束事がある。通うのがしんどい時には昔からの友人や近所付き合いというのも社会参加になる。  〇通いの場・居場所・ボランティアについて    ・元々は体操をする集まる場所として始まったが、来年からの8期介護保険計画では多様な関係者や事業と連携して、住民主体ではあるが多様な通いの場としていくようになる。   ・通いの場は介護保険の担当以外の部署や社会福祉協議会、民間企業など多様な 主体と連携して取り組む。無償ボランティアの他に有償ボランティアなどいわ ゆる就労に類するものでもよい。高齢者だけでなく多世代が交流する場所など 介護予防はゆるくなってきている。共生社会に向けて連携し高齢者も地域づく りに寄与して欲しい。 ・保健師はコーディネーターの役割として関わる。地域の人たちと知り合い作りあげていく。   ・フェーズ2の考え方    *周囲の活動にアンテナをはり動き出すための良い機会をとらえ(風をよむ)、解決したい課題や連携先の情報収集をしてインフォーマルな仲間づくりをする。      *高齢者で考えると、認知症予防・フレイル予防のプログラムや場所の提案をする。基本的に運動や食生活等の生活習慣予防、社会参加になる。 <事例>   15年前から絵本の読み聞かせ認知症・フレイル予防を実施している。高齢者が絵本を上手に読むために体力づくりをして発声練習(オーラルフレイル予防)、記憶力をよくする(認知症予防)、地域の活動として行い(社会参加)、子どもへのボランティア(多世代共生)として社会的な役割を維持し参加し努力している。     ボランティア活動をすることで日常の生活にメリハリができ、頭と体を鍛えている。「三方良し」により、受け入れ先も広がる。保健師は入り口として関係機関に声をかけつなげることが大切。     ・次のステップとしてフォーマルな共同組織をどう作っていくか、枠組みを作りやすいのが地域共生社会で様々な団体と根拠を組みやすい。保健師は全世代を対応している。専門職が連携し地域づくりを多世代対象で通いの場や社会参加の場などの環境をつくるのが効果的。高齢者も同世代で集まるよりも同世代と一緒に若い人たちと交流したほうがQOLは高い。   ・ソーシャルキャピタル、多世代交流を作っていくことが重要になってくる。   ・住民の方について、あなた(個人)の一対一の関係性は脆弱だが、あなたが取り巻く関係者や関係団体はつながりあっているため、一本切れても他とつながっていることが重要でこれがソーシャルキャピタルになり信頼関係でつながっている。   ・高齢者の生活支援や地域ケア会議には高齢者に関わる機関だけでなく、他課や他職種を入れていくことも一つ。   ・評価をしていくことも必要(PDCAサイクルによる推進)  〇コロナ禍での保健活動のヒント   ・通いの場などが休止している状態の時には、活動を振り返る、情報を交換しネットワークを作る機会として再開するための準備期間とアドバイスしている。   ※ 最後に参加者のみなさん、「3S」で乗り越えましょう    センス(工夫)+シナジー(協働)+スマイル(明るく) 令和2年度保健師等人材育成レベル1(新任期)2日目 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2020-12-02:131 2020-12-02 令和2年度健康づくり指導者研修会 保健師等人材育成レベル1(新任期)2日目 1開会・挨拶 市町村保健師連絡協議会 太田 由美江 会長 2報告 演題:3年目先輩から ~楽しかった経験,大切にしたいこと~ 報告者2名 (1) 水戸市保健所地域保健課 生田目 拓実 氏 ① 担当業務について 1年目:乳幼児健診,育児相談,赤ちゃん訪問,窓口業務など 2年目から:産前産後支援センター「すまいるママみと」で,要支援妊産婦の相談対応など ② 楽しかった(やりがいを感じた)経験 ・支援コーディネートが上手くいったとき ・対象者の方から感謝の言葉を頂いたとき ③ 大切にしたいこと ・対象者と温度感を合わせる ・対象者の話をきちんと聞く ・迅速な対応 ・分からないこと,心配なことは些細なことでも周りに相談する ・人脈づくり ④ 最後に一年目の皆さんへ ・研修は,他自治体の同期が顔を合わせて話し合うことができる貴重な機会。 ・ストレスは適度に解消していきましょう! (2) 茨城県つくば保健所地域保険推進室 宮﨑 星 氏 ① 3年間の担当業務 1年目:感染症,HIV・性感染症 2年目:感染症,難病患者支援 3年目:院内感染,医療法立入,介護保険法実地指導,地域包括ケアシステム,危 機管理(防災),学生実習 ② 1年目(土浦保健所) ・フレッシュマントレーナー(3年目)と感染症業務を担当 ・振り返りの時間も頻回にとっていただき,フィードバックをいただいた。 ③ 2年目(土浦保健所) ・1年目の新採保健師と感染症業務を担当 ・G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合や国体,保健所再編 ・新型コロナウイルス感染症への対応 ④ 3年目(つくば保健所) ・初めての異動,新しい業務 ・新型コロナウイルス感染症への対応 3講義  アセスメントからの課題の抽出と対策の樹立  講師:茨城県立医療大学 教授 山口 忍 先生  「次年度に向けた自分の活動を明確に示す」=自分の行動計画=保健師活動 (1) プレゼンについて ①関心を持った健康課題についての説明     ②地域の概要=自分の町の紹介      ・健康課題に焦点をあてて,地域の概要を示す。      ・健康課題に関する事業の紹介・住民の暮らし ③健康課題の整理 ④新しい課題の解決に向けて自分は次年度どう取り組むかのを示す。 ・組織として取り組むことなのか。      ・課題ごとにどのような取り組みが必要かあげる。      ・自分ができる具体的なことを書く。 (2) 保健師活動について 家庭訪問・健康教育・健康診断・健康相談・地域組織活動の5つを指す。これらを合わせて保健事業を連動的に考えていく。自治体の政策のどの部分に位置づくのか。政策と事業のつながりを意識することが大切である。 4グループワーク:事前課題の振り返り  助言者:茨城県立医療大学 教授 山口 忍 先生 7グループに分かれ,司会進行役やタイムキーパー等の役割分担し,それぞれ事前課題について発表し,内容の検討を実施した。各グループには,ファシリテーター(市町村保健師連絡協議会役員)を置き,また山口先生がグループを回り必要時助言を受けた。 最後に,山口先生より講評を頂く。自分の課題を明確にすることで,組織の課題へとつながる。上司に報告・連絡・相談することで早めの解決ができる。個人の力は,住民のためにやがては大きな力になる。 令和2年度保健師等人材育成レベル1(新任期)1日目 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2020-09-25:130 2020-09-25 2020年度保健師等人材育成研修 レベル1(新任期) 第1日研修 議事録 期日:令和元年8月27日(火)10:00~16:00 場所:茨城県立健康プラザ 2階 健康づくり研修室 10:00開会   オリエンテーション:茨城県立健康プラザ 松本 敦子氏   10:05研修  〈講 義1〉茨城県の保健師人材育成の考え方  〈講 師〉茨城県庁統括保健師 疾病対策課 技佐 関 律子氏    1.自治体における保健師の状況    2.保健師の人材育成       保健師の研修等の根拠となる法律       保健師の人材育成に関する通知等    3.茨城県の保健師人材育成の考え方       茨城県保健師活動指針について        茨城県の保健師がめざす保健活動「地域に責任を持つ保健活動」        本県の保健師が目指す保健師像         ・生活者の視点に立ち予防を重視した支援ができる保健師         ・地域の健康課題を住民と共に解決できる保健師         ・日頃の実践を大切にし、自ら考えて行動する保健師       茨城県保健師人材育成指針第2版について 〈講 義2〉感染症対策について  〈講 師〉県健康・地域ケア推進課 田邊 好美 氏    1、感染症法    2、感染症とは    3、感染予防策 ①標準予防策 ②感染経路別    4.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について  〈講 義3〉地域診断の基本の考え方と実践  〈講 師〉茨城県立医療大学保健医療学部看護学科 教授 山口 忍 氏  〈研修の目的〉   ・公衆衛生看護特有の個と集団を診るという考え方を実践でいかす。   ・自分の次年度の活動方法を明確にする。   ・先輩保健師、同僚とのコミュニケーションを活発にして、自分らしい活動を展開でき    る保健師になる。   ・属する自治体について熟知し、自治体の保健師として活動する意欲をもつ。  〈課題の説明〉   1先輩保健師に語ってもらった「目指す住民の姿(住民がこうあってほしい)」のうち、   印象に残っていることを記載する。「生活する住民の姿」が書かれていることが望まし い。 2保健活動から、「地域の健康課題ではないか」と感じていることを記載する。個の視 点と集団(一定の地区・特定集団)を対象とする見方で。 3「自分が今年度取り組みたい地域の健康課題」として明らかにしたいことを記載する。 地域住民の健康課題を書く。自分の関心があるところから始める。 〈地域の健康課題を見つける〉  「公衆衛生」:個の健康課題を個にとどめず、地域全体の健康課題としてとらえ、地 域全体の健康を向上できるようにする。  「ヘルスプロモーション」:人々が自らの健康をコントロールし、改善することがで きるようにするプロセス。 〈公衆衛生+看護の視点で個と集団を関連づける〉  ・保健師は個人を診ると同時に集団を診る。  ・集団をみると同時に個人を診る。 〈地域診断〉  地域診断とは、地域の健康課題を明確にするための基盤である。保健師が行う地域診 断は日常業務の中で行っていく。 ①実態把握 既存資料の読み取り、関係団体・関係機関・関係者からの情報、保健師 自身の活動や観察から地区踏査を行う。生きた情報・住民の声・反応が大事。 ②原因・背景の明確化(アセスメント) 数年間の推移をみる。他の地域との比較を 行う。解釈の妥当性、正確性、客観性の検討を行う。 ③課題と対策の樹立 緊急性と優先度を考慮 ④計画の立案 ⑤実践 地区診断のための活動ではなく活動結果を地区診断に生かす。 ⑥評価 ※今年度は、新型コロナウイルス感染症予防対策として、グループを分け2ヶ所で実施  司会 安達・野口(市町村保健師連絡協議会) 13:25~13:40 アイスブレイク   栗原・小林・小松・金澤(市町村保健師連絡協議会) 13:40~15:10 グループワーク「事前課題の振り返り」 7グループに分かれて、事前課題のプレゼンテーションの実施。課題を進める上で困 っていること、疑問点、今年度自分が取り組みたいことの確認を行う。 15:10~15:30 グループ発表 15:30~15:50 まとめ 山口氏  ◎本日のグループワーク、先生のアドバイスをもとに、R2.11.12まで課題をグルー  プで集約し健康プラザあてメールで提出する。 令和元年度市町村保健師研修会 tag:http://www.iba-hokenshi.jp/, 2020-02-12:128 2020-02-12 令和元年度市町村保健師研修会 日 時 令和2年1月30日(木) 13:30~15:30 会 場 茨城県市町村会館 2階 会議室                  (演題)「人が集まる、目を引くチラシの作り方」 (講師)NPO法人男女共同参画おおた 坂田静香 氏 (講演内容) ○ 非営利で無料にもかかわらず、人の集まらない講座の言い訳トップ3 (坂田講師自身の経験として)  第1位 「いつかは報われる」(開き直り)  第2位 「市民の意識が低い」(責任転嫁)  第3位 「天気が悪かった」「天気が良すぎた」「天気には勝てない」  番外編 「こんないい講座に来ない方が悪い」「やる事に意味がある」      「私は専門職だから企画は向いていない」「地域性に合わない」など   ⇒ 人が来ない原因は「企画力」と「広報・PR力」が不足しているだけ  「チラシ(=広報・周知)」と「企画」は掛け算の関係 ⇒ どちらかが「0」だとトータルも「0」 ○坂田講師の作るチラシが人を集められるようになった理由  ① 目的をチラシに一切載せないようにした  ② 対象者を絞って企画する  ③ タイトルにもこだわる(身近なゴールの設定)   ○「企画力」と「広報力」向上のために  □ 対象者が読む雑誌の企画内容をリサーチ  □ 企画する人材を増やす(企画を募集する、チームで企画をする)  □ 参加してほしいターゲットに近い(年齢、価値観等)企画者の意見を尊重する  □ 他地区や同業他社の内容、人の入りをリサーチ  □ 参加動機をリサーチ  □ アンケート結果を分析  □ 積極的にいろいろな講座や研修に参加する(講師選び、仲間づくり)  □ 年齢・性別・ライフスタイル・仕事が異なる人と会話する機会を自ら積極的に設ける  □ 対象者の会話をそっとチェック  □ 既存の広報ルート以外の広報手段を探すこと  □ 対象者に響く言葉を探る(電車の中吊り、待ちの看板、ラジオ等)  □ 口コミ、ネットコミの利用 ○手に取ってもらえるチラシづくりのポイント  ① ターゲットの心に響くキャッチ―な言葉を探る  ② パソコン技術を磨く(ワードの簡単なテクニックでチラシは作れる)  ③ 認知力の低いカタカナ語や専門用語はタイトルに使用しないこと  ④ できるだけイラストを入れる。複数を入れる場合には同じ作者のイラストを入れる  ⑤ タイトルは紙面の上部1/3が勝負 ⇒ HP掲載用にも使える   ⑥ 対象者によって、文字の大きさ、言葉遣い、広報媒体、申込方法が異なる  (具体的には)   ・チラシはカラー用紙に1色または2色刷り ※輪転機で作成(フルカラーはコストがかかる)   ・講座の詳細は裏面を活用   ・横書きの場合左上が最初に目に留まる場所(縦書きの場合は右上)=ゴールデンスポット   ・企画のウリをいかに目立たせるか   ・対象者を絞らない土曜の午後の講座は惨敗する   ・コース全てへの参加を条件にすると集客しにくい   ・過去の参加者のよかった感想を載せる   ・講座の参加対象者と参加決定権を持つ人が異なる場合もある(決定権を持つ人向けに周知)   ・講師紹介は「人気の~」「評判の~」「今話題の~」などでアピール   ・退職後の男性は図書館に行くことが多い⇒図書館に多くチラシを配置   ・FAX、メール、電話など対象の年代に合わせた申し込み方法を選択 ○キャッチコピーのポイント (1)こんなタイトルでは人は集まらない ● 得られるものが不明なスーパーゴール型「世界平和をめざして」「地域福祉の向上のために」 ● 社会背景タイトル型「変わりゆく社会と女男」 ● ゴールが主催者目線型「医療費削減のために」 ● 言葉足らずで内容不明型「マナー講座」「健康講座」「介護予防講座」「環境学習会」 ● ダジャレ系「○○しま専科」「俺たち団快世代」 ● 疑問系「特定健診とは?」「フレイルって何?」「NPOってなに?」「地球温暖化って何?」 ● 認知率の低い専門用語型「SDGsセミナー」「エンパワメントセミナー」 ● 相手の立場を否定型「おやじ改造計画」「子供に嫌われないための講座」 ● レッツ系「人権を今学び合おう」「地域で子育てを楽しもう」 ● 人に言えないタイトル型「尿失禁講座」「DV被害者セミナー」 (2)いいキャッチコピーのポイント  ■ ゴールが見える、対象者がわかる断定形もしくは体言止め   「子育てママのためのお金がたまる家計術」   「もうひとはな咲かせるための女の生き方塾」   「ひとりでがんばらない子育てのススメ~ワンオペ育児から抜け出すヒント~」   「シニアライフをステキに彩る生き方・暮らし方講座」  ■ 子ども向け、親子ものは楽しそうなタイトルを   「夏休みだよ!パパとキッズのチャレンジ大作戦」   「親子でつくろ!ゲキうま クリスマス料理」  ■ 講師のセールスポイントを入れ込む   「有名シェフが直接指導!男の料理教室」「名人から教わる手打ちそば作り」   「人気コメンテーターに聞く世界の『いま』」「地元で評判のドクターから学ぶ健康講座」   「あのプレゼンの達人によるスペシャル講演会」   「○○市が生んだ女性トップリーダーから学ぶ成功セオリーと仕事術」   「大河ドラマ『江』『篤姫』の人気脚本家が贈る、歴史と人生の舞台ウラ」  ■ 数字の表現方法 ×                  ○ 33.6%がリピーター           3人にひとりがリピーター 46.2%が癌になっている        2人にひとりが癌になっている ほぼ100%が満足と答えている        96.2%が満足と答えている 年間700万人の子どもが貧困で死亡 4秒に1人が貧困で死亡 25時間で1万円              1時間、なんと400円 ひと月4500円の寄付            1日わずか150円、ペットボトル1本分 ひと月500円の節約            年間6000円、10年で家族旅行ができる! 10ヘクタール            東京ドーム2個分がすっぽり入る大きさ 岩手県の面積は15280㎢      四国4県とほぼ同じ面積 ○もっとも大切なこと   まず企画ありき!   ① 対象者を徹底的に絞る   ② 対象者の心に響くゴールの見えるタイトルをつける   ③ あとは担当者の熱意と努力